Julius for SAPI ver 2.3 README

  • 2004/02/05 ver 2.3
  • 2003/07/23 ver 2.2c
  • 2003/07/01 ver 2.2b
  • 2003/03/20 ver 2.2
  • 2003/01/11 ver 2.1d
  • 2002/10/22 ver 2.1c
  • 2002/10/15 ver 2.1b
  • 2002/09/12 ver 2.1
  • 2002/07/28 「音声入力の確認」「SALTについて」追加
  • 2002/07/01 ver 2.0

京都大学 学術情報メディアセンター 河原研究室
住吉貴志
松本曜

(C) 1991-2004 Kyoto University
(C) 2000-2004 Nara Institute of Science and Technology


はじめに

Julius for SAPI は、京都大学音声メディア研究室で開発された大語彙連続音声認識エンジン Julius に、Microsoft社の Speech API(SAPI) ver.5 を実装したものです。Speech API を利用した Windows アプリケーションから利用することができます。

Julius for SAPI では、Julius を主に次のように拡張してあります。

履歴

※Julius for SAPI のヴァージョンは、本家 Julius とは独立してつけられています。

動作環境

Microsoft の .NET Speech に示されている動作環境であれば動作すると思います。メモリは 256MB以上が望ましいです。

開発環境は以下のとおりです。

配布モジュールの説明

インストールと設定方法

1. Microsoft Speech SDK のインストール

お使いのOSが Windows 2000 の場合、あるいは SAPI アプリケーションを開発する場合は、Microsoft Speech SDK 5.1 のインストールが必要です。

Microsoft 社の Speech.net の Web サイト ( http://www.microsoft.com/speech/ )から Microsoft Speech SDK 5.1 (68MB)をダウンロードし、使用するコンピュータにインストールします。

2. JuliusSAPI.dll と標準モデルファイルのインストール

JuliusSAPIInstallerInitialModelsInstall をそれぞれインストールします。インストールディレクトリは、なるべくデフォルトのもの(C:\Program Files\Julius for SAPI\)を使用してください。以降の作業がうまくいかないときはインストールディレクトリをデフォルトにして試してみてください。

注意:インストール中にエラーダイアログが出る場合、「続行」ボタンを押してそのまま続けてください。正常にインストールされます。

3. デフォルトで使用する認識エンジンの設定

コントロールパネルの "Speech"(あるいは「スピーチ」、「音声認識」など) を開くと、「音声認識のプロパティ」ダイアログボックスが表示されます。

「音声認識」タブの「言語」コンボボックスで、 デフォルト認識エンジンを "Julius for SAPI ver x.xx (日本語)" に変更します。

これらの項目が見つからない場合は、2. の作業がうまくいってないことが考えられます。  

4. 使用する音響モデル、言語モデル、デコードオプション等の設定

音響モデル、言語モデル、デコードオプション等については、インストール時に標準的な設定になっているため、普通は設定する必要はありません。

InitialModelsInstall をインストールしなかった場合、あるいはモデルを別のものに変えたい場合は、音響モデル、言語モデルの手動設定が必要です。

「音声認識のプロパティ」ダイアログボックスから 「設定」ボタンを選択しますと、右のようなダイアログが表示されます。ここで各種モデルを設定します。


5. 音声入力の確認

最後に、マイクの音声が正しく入力されているかを確認します。入力装置をコンピュータに正しく接続し、「音声認識のプロパティ」ダイアログボックスのマイクの音量ゲージなどで反応を確認してください。(少なくとも全体の1/4ぐらいまで達するようにし、また振り切れないようにマイク入力レベルを調整してください。)

6. アンインストールについて

アンインストールは、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」または「プログラムの追加と削除」で行います。

7. アップデートについて

古いバージョンをインストールしているマシンに最新バージョンをインストールする場合、インストール時に設定情報が失われたり、バージョン間でレジストリ情報の格納形式が異なる可能性があります。次のような手順でアップデートしてください。

使用例

SAPI を利用するアプリケーションで Julius for SAPI を使う

正しく設定されておれば、SAPI アプリケーションにおいて Julius for SAPI が使用されます。(アプリケーションによっては特定のエンジンを利用するようになっていたり、特定のエンジンでなければ動かないようになっている場合もありますので、ご注意ください。)

SAPI アプリケーションは IME パッドの音声入力、Office XP などがあります。アプリケーションの操作方法はそれぞれのアプリケーションのマニュアルを参照してください。

Julius for SAPI を使ったアプリケーションを作成する

Julius for SAPI は SAPI を実装していますので、SAPI 対応のアプリケーションを作成することになります。SAPIアプリケーションのプログラミングについては、SpeechSDK 付属のヘルプやサンプルプログラムなどを参照してください。

制限事項

その他

Julius for SAPI の挙動について疑問な箇所があれば julius@ar.media.kyoto-u.ac.jp までご報告いただけると幸いです。その際はぜひ詳しい状況説明とログファイル(ダイアログで設定可能)をお願いします。

関連リンク